抹茶日記<2012’11月上>

November, 2012
2012'10下
2012'11下

11/14


「かもめの水兵さん」
 世間的に、品川の東、港南辺りというのは、湾岸地域のお洒落な新しいビジネス街という括りなのだろうか。
 大手企業、有名企業の入る高層ビルが立ち並び、その合間を整えられた歩道、海沿いの公園なんぞが埋めている。
 お台場やレインボーブリッジも遠目に見えるし、人が作ることの出来る技術と文化の結晶が視界のほとんどを埋めていると言えなくも無い。
 さらに高層マンションや学校保育園病院などの施設が立ち並ぶ地域もあり、上層の都会人が住む場所といった趣もある。
 個人的に面白みの無い街だと思うが、普通に生活して働いている分には良い街なんだろうなとも思う。

 興味が沸くのは、水鳥の群れが見れるとこあたりだろうか。
 橋の脇に消波ブロックが積まれているところに、集まっているのを見るのはなかなか気分が良い。
 前回、見に行ったときは、ウミネコしかいなかったが、今回そのウミネコは姿を消し、代わりにユリカモメの大群が居た。他、カワウ、ハクセキレイとマガモ。
 ユリカモメとウミネコの比較は特に難しいことも無く、見れば分かる。
 明らかに顔が違う。ユリカモメ、かわいい。ウミネコ、こわい。

 このユリカモメの大群の下では、これまた大量のボラがいる。
 ボラは美味で特に冬のボラは大変美味らしいが、食べたことは無い。この辺りのボラはさすがに臭くて食べられないだろう。けれども、カワウの格好の餌になっているのだろうか。
 ユリカモメもボラを食べているんだろうか。
 ウミネコは明らかに訓練された水兵のような感じだけれども、ユリカモメはどうなんだろう。

11/13


「撮影」
 朝、品川駅の港南口へ出たところで、TVの撮影隊がいました。
 幾人かの撮影クルーが回りに壁を作り、番組だかCMだか何かを撮影していました。
 その輪の中にカメラや照明があり、その先には一人の女優さんがいました。
 赤いコートを着て、カメラの焦点にただ立っていました。
 黒髪ロングの前髪パッツンの美少女と呼んでも差し支えは無い……遠目に見てですが、どこかで見た感じはする。
 通りすがりの人が、あれ武井咲じゃね?と言っていたので、言われてみればそんな気もしました。「東京全力少女」だっけか?
 調べてみたら、この品川の東口近辺はドラマの撮影に頻繁に使われているみたいですね。
 湾岸地域の新しいオフィス街は確かにお洒落な感じで使いやすいのかもしれませんね……潮の腐ったような匂いは勘弁して欲しいですけども。

 撮影で思い出したのですが、特撮ドラマの撮影にも遭遇しましたよ、6月の終わり頃の話です。川口駅の西公園。
 仮面ライダーウィザードの撮影で、2〜3話の公園。怪人に子供たりが襲われる場面と、登場人物の奈良俊平が指から炎を出すところ。
 当時はまだフォーゼの後番組の情報が無くて、何の撮影ですか?って聞いても教えてもらえませんでしたね。
 怪人に襲われて逃げる人の役、やってみたいねー。
 怪物に襲われる村人役の声優はやったことあるがゆえにw

11/12


「ドミノピザ」
 どうも毎年恒例になっているっぽい「ドミノピザ」のアメージングクーポンフェスティバル。
 今年もおかしな割引キャンペーンを行うようですね。
 ヒゲ割、ツインテール割、苗字4文字割、双子割、トレンディ割、高二割、インコ割など一つを満たせば25%、全ての条件を満たせば50%引きになるそうです。全部は無理w
 うちの場合は、インコ割、ツインテール割ですかね。
 ツインテールってのは怪獣じゃないやつね。
 フィギュアでも良いみたいなので、とりあえず初音ミクかあずにゃんか鹿目まどかかのフィギュア出しときます。

 まあ、それ以前にドミノピザ高いのがネックなんで25%割でもちょっとね。
 それにピザなら、ドミノより、ピザハット派。

11/10


「四十肩」
 四十肩ではなくて、シジュウカラ
 別に珍しくない鳥なのですが、あまり意識しない鳥です。

 最早趣味と言っても間違いではない気がする散歩がてらのバードウォッチング。
 バードウォッチングなんて年寄りの趣味なんて思われそうですが、それはさておきます。

 シジュウカラは大概は木の上にいるらしく、簡単には見つからない?ようですが、葉っぱの無い秋〜冬なら見つかりやすいそうです。
 たまに見かけることもあったとは思いますが、スズメの群れに紛れている色違い、もしくは逃げた桜文鳥かと思っていました。この日記の内容も野生の桜文鳥発見!?になっていた可能性がありました。
 今日も目の前を逃げた桜文鳥が横切った!?と思い、そのまま目で追いかけ高い木の枝に止まったところを撮ったのですが、桜文鳥ではありませんでした。止まっているならば流石に見間違うわけがありません。シジュウカラ(♂)です。
 シジュウカラといえば、地元の港南区の鳥でもあるわけで、まったくをもって珍しい鳥ではなく、普通の鳥です。
 普通の鳥なんですが、見飽きたスズメよりは大分良いです。首もとの仄かに黄緑色が綺麗ですね。地味でもなく派手でもなく分を弁えた丁度良さとでも言いましょうか、落ち着く色です。
 カラ類の鳥はいかにも小鳥という感じで、その色彩模様が楽しいですね。なるべく色んな種類のものを見てみたいなと思います。

11/03


「宵山」
 文庫版がいつの間にか出ていた森見登美彦の小説「宵山万華鏡」を読み終わりました。
 今月は「ペンギン・ハイウェイ」も文庫で出るそうなので忘れずに購入しましょうかね。
 小説の単行本は発売が早いから早く読めることと、豪華な装丁が所有欲を満たせるメリットが有るかとは思いますが、文庫本の片手に持って読め、置き場所にも困らない小ささには敵わないと思います。
 待ちくたびれた感じは否めませんが、文庫化はありがたいですね。

 ノートPCを弄る時間がほぼ無いので、通勤電車での楽しみは専ら小説を読むことぐらいになりました。
 仕事も家庭もグダグダで今度こそ年を越せないのではないか?と戦々恐々していますが、せめて通勤電車の中ぐらいは柵から解放されたいものです。

 さて、森見登美彦の小説は、誰にでもお勧めできるかというと、独特の文体を考慮すればそうはいかないです。
 「宵山万華鏡」において、その文体は比較的その形を潜めているので、ではお勧めできるのかといえば、やはりそうは問屋が卸さないと思います。
 作品に何らかの意味を求めるなら、止めておいたほうが幸せだろうと思います。
 ファンタジーですから内容に意味はあまり無いです。
 軽く読めば良いのだろうと思いますが、文体以上に独特な世界にやられることでしょう。
 根本的な障壁はそこにあると思います。
 しかし、無いと始まらない世界があるのです。

 現代の京都、祇園祭を舞台に、和風だけれども一言で言い表せないオブジェが作り出す混沌の中、個性的な人物たちが奇妙で馬鹿馬鹿しい物語を紡いでいきます。
 短編の連作という形態を取りながら、その実、話は根本で繋がっています。
 繋がっているからといって、何か問題が解決したりするわけでもなく、結局なんだったのかと作者も説明は出来ないでしょうし、意味など無いというのが正解なのでしょうし、そもそも正解など無いと思います。意味や正しさを求めてはいけません。
 ファンタジーですよ、ファンタジーなのです。

 どれだけの材料を盛り込んで空想とも妄想ともつかない不思議世界を頭の中に作れるかどうかを楽しめるなら、この小説で例えるなら万華鏡を廻して覗き見ることを楽しめるならば、大分楽しい物語になるのではないかなと思います。

 そうだ、京都に行こう、そのうち。

2012'10下
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