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<<ミルドリア帝国」>>
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数十年の間行方不明だった千年樹と呼ばれる大地の魔導師マードゥが復活し、瞬く間に周辺都市を取り込み国家を形成。
さらには皇帝を称する。しかし、かつての英邁さは無く、正気を失ったマードゥは、帝国内外で残虐非道の限りを尽くしている。
積極的にアカデミーを攻撃するも、シャトラ、ガランなどの有力将軍の離反、民衆の一斉蜂起、そして北方「風の旅団」の南下により一代にして帝国は崩壊する。
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マードゥ(魔導師) |
千年樹とも呼ばれるほどの力を持った大地の精霊使い。
アカデミー崩壊時に独立し、ミルドリア皇帝を自称する。
かつては冷静で聡明な導師であったが、老いて気を患っている。
自分の生命を維持するために生贄の血を必要としているという噂があり、特にフィーユの血を欲していたといわれる。
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コーファ(魔導師) |
マードゥの実弟。老害したマードゥを焚付け、自立させた野心家。
兄マードゥの死後、自身が帝位に就くことを画策している。
アカデミーとシェスティアの共同作戦の前に敗退を重ね、最後はフィーユの魔法でトドメを刺され兄より先に死ぬ。
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シャトラ(魔導師) |
マードゥの弟子の地の精霊使い。
後にミルドリア帝国に叛旗を翻し、シェスティアを建国、その祖となる。
伝説の聖王とは彼のことと文献に残っているが、はっきりとした証拠はない。
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ナザム(勇者) |
シャトラの無二の親友であり、冷静沈着に任務を確実にこなす良将。
城砦建築の名人でもありシェスティア建国の際、その首都の設計を任される。
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トショ(執政官) |
ナザムの兄で、弟とは正反対の口達者な男。しかしその仕事振りから、堅実な政務官として名望を得る。
外交手腕に定評があり、ナムリアス王国との講和の際、その弁舌を発揮する。
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ガラン(将軍) |
西ミルドリアの領主。アーパスの養子だが、妻子を人質に取られ仕方なくマードゥに従っている。
しばらくして、救出作戦を決行し妻子を取り返すが、再度配下のホナンによって誘拐されてしまう。
傷心のままアカデミー帰順を果すも、その1年後、重病を患い帰らぬ人となる。
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ゴルア(将軍) |
ガランの副官だが、実際は監視役である。
皇弟コーファの忠実なるしもべで、コーファが皇帝になった場合、大将軍の地位を約束されている。
ミルドリア崩壊後、南方のマードル都市国家に身を寄せる。
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バーン(将軍) |
マードゥの正体を知りつつも、仕える残忍な男。『檻の海』監獄の元獄長。率先してマードゥのために生贄を調達してくる。
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フォルカ(将軍) |
栄達のためにマードゥに従う盗賊上がりの将軍。隠し持った短刀を投げ、間をおかずに斬りかかる戦法を得意とするが、アーパスには全く通じず、一撃で倒される。
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ホナン(将軍) |
モカル族出身の若い武官。ガランがアカデミーに帰順する際、妻をコーファに殺される。それを逆恨みし、ガランの妻子を誘拐し行方不明となる。
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ベセム(将軍) |
モカル族出身の若い武官。ガラン追撃の際、その正義の有りかたに迷っているところを追撃戦の大将ゴルアに殺される。
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