赤い彗星（笑）
ここは「闇の魔法工房」の南横浜配送センター（ねえよ、そんなの）。
「ああ、今年の仕事ももう終りね〜、年末はやっぱり温泉かな〜♪」
「否っ！！ 今年は仕事をします！！」
「えっ、なんで〜！？ 今年に限ってそうなんですかぁ！？」
「いたいけな子供たちにプレゼントをすることにしました」
「うちら魔女よぉ〜、そんなの赤白デブじじいにやらせればいいじゃん！！」
「だめです、上の決定です。さあ、服着て、荷物を詰めて、さっさと行った行った！！」
「えっ！？ これって魔法の薬（毒）ですよぉ……子供にあげていいんですか！？」
「ドサクサ紛れに倉庫の整理をするってことよ、分かった？」
「ああ、なんだ、そう言うことですか……って不況のせいですか？」
「ええ、そうよ。だからお歳暮や年賀状配達もやるから」
「えぇっ！！」
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